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チャップリンのこと。

チャールズ・チャップリンに関する文献、映画作品などのレビュー

『痛ましの恋』Cruel, Cruel Love (1914)

チャップリンの出演8作目

この短編では、チャップリンは「チャーリー」を演じていない。

主人公のヘルパス卿(チャップリン)は娘(ミンタ・ダーフィ)に求愛するが、誤解がもとに失恋し、自殺を図る。断末魔の苦しみを味わうこととなるが、実際、彼が飲んでいたのはただの水であった。最後に二人はめでたく結ばれる。

いつも乱闘の末に、相手にこてんぱにやられてばかりいるチャーリーと大きく異なり、この短編ではチャップリンが相手を蹴飛ばし、投げ飛ばしている姿が印象的である。どこかこの世の存在とは思えない「チャーリー」とは異なり、この短編でチャップリンが演じているのは、ごく普通の恋する紳士という感じだ。

物語の起承転結は、とてもはっきりしている。監督は『新米活動屋(チャップリンの活動狂)』と『彼がお好みの娯楽』を担当したジョージ・ニコルズ。

作品情報

監督 ジョージ・ニコルズ
脚本 クレイグ・ハッチンソン
製作 マック・セネット
出演者 チャールズ・チャップリン、エドガー・ケネディ、ミンタ・ダーフィ、アリス・ダヴェンポート、グレン・カーヴェンダー
撮影 フランク・D・ウィリアムズ
配給 ミューチュアル・フィルム
公開 1914年3月26日
上映時間 16分(オリジナル)、9分(現存部分)

参考文献

痛ましの恋 - Wikipedia