チャップリンのこと。

チャールズ・チャップリンに関する文献、映画作品などのレビュー

『チャップリンの画工』The Face on the Bar Room Floor (1914)

チャップリンの出演22作目

チャップリン監督作品。

女性のために肖像画を描く画家を演じるチャップリン。だが、金持ちの男に女を取られてしまい、嘆き悲しむといった流れである。

神妙な面持ちで絵を描いているチャップリンの姿が印象的ではあったが、内容としてはあまり笑えるものではなかった。

作品情報

監督 チャールズ・チャップリン
脚本 チャールズ・チャップリン
原作 ヒュー・アントワーヌ・ダーシー
製作 マック・セネット
出演者 チャールズ・チャップリン、セシル・アーノルド、フリッツ・シャイド、ヴィヴィアン・エドワーズ、チェスター・コンクリン、ハリー・マッコイ、ハンク・マン、ウォレス・マクドナルド
撮影 フランク・D・ウィリアムズ
配給 キーストン・フィルム・カンパニー
公開 1914年8月10日
上映時間 14分

参考文献(リンク)

チャップリンの画工 - Wikipedia

『小道具係(チャップリンの道具方)』The Property Man (1914)

チャップリンの出演作21作目

チャップリン監督作品。

道具方を務めるチャップリンが舞台裏で巻き起こすひと騒動、前作『笑ひのガス』に比べるとこちらは面白い。

舞台の表側と裏側で起きていることを描き、観客の笑いを誘う。同じ道具方をしている老人に対して、チャーリーがかなり冷酷な態度を取っている点が、非常に気になった。

これまでの作品を見ていて思うのは、初期のチャップリンが演じるチャーリー像は、俊敏で抜け目のない、好色でいたずら好きの小男といったものである。

子どもを投げ飛ばしたりするシーンが見られたり、老人に対してひどい扱いをしたりというシーンが多いのは、素直な驚きであった。

またこれまでの作品に比べると31分と比較的長さのある作品であった。

作品情報

監督 チャールズ・チャップリン
脚本 チャールズ・チャップリン
製作 マック・セネット
出演者 チャールズ・チャップリン、フィリス・アレン、アリス・ダヴェンポート、チャールズ・ベネット、マック・セネット、ノーマ・ニコルズ、ジョー・ボルドー、ハリー・マッコイ、リー・モリス
撮影 フランク・D・ウィリアムズ
配給 キーストン・フィルム・カンパニー
公開 1914年8月1日
上映時間 31分

参考文献(リンク)

チャップリンの道具方 - Wikipedia

『笑ひのガス』Laughing Gas (1914)

チャップリンの出演作20作目

今まで見たチャップリン監督作品の中で、一番面白みを感じられなかった作品であった。

歯科助手を務めるチャーリーが、歯科医師に扮して患者を勝手に治療するというドタバタコメディ。この作品の直後、チャップリンは『チャップリンの道具方』と『チャップリンの画工』を続けて撮影する。

作品情報

監督 チャールズ・チャップリン
脚本 チャールズ・チャップリン
製作 マック・セネット
出演者 チャールズ・チャップリン、フリッツ・シェイド、アリス・ハウエル、ジョゼフ・サザランド、スリム・サマーヴィル、ジョゼフ・スウィッカード、マック・スウェイン
撮影 フランク・D・ウィリアムズ
配給 キーストン・フィルム・カンパニー
公開 1914年7月9日
上映時間 16分

参考文献(リンク)

笑ひのガス - Wikipedia

『メ―ベルの結婚生活』Mabel's Married Life (1914)

チャップリン出演作19作目

チャップリン監督作品。

妻のメーベルと夫のチャップリンの掛け合いがコミカルに描かれる。

人型のサンドバッグを、恋敵と勘違いした酔っぱらいのチャップリンが、妻を責めたり、サンドバッグと戦おうとするシーンがなかなか愉快である。

作品情報

監督 チャールズ・チャップリン
脚本 チャールズ・チャップリン、メーベル・ノーマンド
製作 マック・セネット
出演者 チャールズ・チャップリン、メーベル・ノーマンド、マック・スウェイン
撮影 フランク・D・ウィリアムズ
配給 キーストン・フィルム・カンパニー
公開 1914年6月20日
上映時間 17分

参考文献(リンク)

メーベルの結婚生活 - Wikipedia

『メーベルの多忙な1日』Mabel's Busy Day (1914)

チャップリンの映画出演18作目

監督は主演を務めているメーベル・ノーランドである。

チャップリンの出演映画を見ていると、カーレースが舞台となっている作品が非常に多い気がする(『ヴェニスの子供自動車競走』、『メーベルの身振り運転』、『とらあて』など)。

しかしこの映画では、あまり車の躍動感のようなものが演出されていない。

あくまで舞台がカーレース会場というだけな気もする。

個人的に気になるのは今までの映画の中でも、チャップリンの動きの切れの良さが目立った点だ。くるくるとフィギュアスケート選手のように蟹店する姿は、もはや身体能力の高さに感心するレベルである。

もはや超人チャップリンといわんばかりの映画であった。

作品情報

監督 メーベル・ノーマンド
脚本 メーベル・ノーマンド
製作 マック・セネット
出演者 メーベル・ノーマンド、チャールズ・チャップリン、チェスター・コンクリン
、スリム・サマーヴィル、ビリー・ベネット、ハリー・マッコイ、ウォレス・マクドナルド、アル・セント・ジョン、チャーリー・チェイス、マック・セネット、ヘンリー・レアマン
撮影 フランク・D・ウィリアムズ
配給 キーストン・フィルム・カンパニー
公開 1914年6月13日
上映時間 16分

参考文献(リンク)

メーベルの多忙な一日 - Wikipedia

『ノックアウト』The Knockout (1914)

チャップリンの映画出演17作目

監督はチャールズ・アヴェリーで、チャップリンの出演シーンはわずか2分であった。

役どころは試合の審判というもので、選手にぼこぼこと殴られながら、審判を務めようとする必死な姿が印象的である。

このような作品を見ると、他の役者に比べてチャップリンの機敏の良さというか、動きのメリハリが非常に目立つというか、やはり目に留まるものがあるなと思う。

主役のロスコー・アーバックルは『新米活動屋』や『もつれタンゴ』、『彼の好みの気晴らし』でもチャップリンと共演していた。

やはりその体格ゆえに画面で映える役者だと感じた。

作品情報

  • 監督 チャールズ・アヴェリー
  • 脚本 ?
  • 製作 マック・セネット
  • 出演者 ロスコー・アーバックル、ミンタ・ダーフィ。エドガー・ケネディ、チャールズ・チャップリン、フランク・オッパーマン、アル・セント・ジョン、ハンク・マン、マック・スウェイン
  • 撮影 フランク・D・ウィリアムズ
  • 配給 キーストン・フィルム・カンパニー
  • 公開 1914年6月11日
  • 上映時間 27分

参考文献(リンク)

ロスコー・アーバックル - Wikipedia

ノックアウト (1914年の映画) - Wikipedia

『彼女の友人である追いはぎ』Her Friend the Bandit (1914)

チャップリン映画出演16作目

チャップリンの映画出演16作目で、監督はチャールズ・チャップリンとメーベル・ノーマンドになる。

ただこの作品はチャップリン作品の中で唯一、フィルムが見つかっていない作品であり、見ることが出来なかった。

動画サイトでヒットする『Her Friend the Bandit』は模倣役者(ビリー・ウェストの『彼の一日の終わり』1918年)の作品で、実はチャップリンの作品ではないらしい。ちなみにウェストの方が顔が四角いそうだが、一見したところ判らなかった。

判別するのは難しそうだ。

作品情報

監督 チャールズ・チャップリン、メーベル・ノーマンド
製作 マック・セネット
出演者 チャールズ・チャップリン、メーベル・ノーマンド、チャールズ・マレイ
撮影 フランク・D・ウィリアムズ
配給 キーストン・フィルム・カンパニー、ミューチュアル・フィルム
公開 1914年6月4日
上映時間 18分

参考文献(リンク)

彼女の友人である追いはぎ - Wikipedia